CD番号 | 曲 目 | 演 奏 者 | 録 音 日 |
WFJ-85 (1CD) |
[1]ドボルザ-ク 交響曲第9番「新世界より」 | フルトヴェングラー指揮 ベルリンフイルハ-モニ-管弦楽団 |
1941年11月30日ライブ |
[2]スメタナ 交響詩「モルダウ」 |
クレメンス・クラウス指揮 ベルリンフイルハ-モニ-管弦楽団 |
1944年11月スタジオ |
フルトヴェングラ-博士の「ドボルザ-ク」は、ナチス・ドイツによるマグネットフォンテ-プ録音完成
の前年の ワイヤ-・レコ-ダ-によるドイツ放送収録のライブであり、当時BPOのホルン奏者 その人
マルティン・ツィラ-氏をはじめ、ヘルベルト・ハフナ-、クリストフ・ノルテ両氏という 西ドイツに
おける博士の録音に関する権威により 確認と調査の施されたもので、当協会では初出レコ-ド(スイス
レリ-フ・レ-ベルLP)を1983年4月に会員各位に頒布いたしました。
この演奏について 小林利之先生は 博士の「独特の解釈、曲想の起伏進展につれて目まぐるしく伸縮
するテンポやディナミ-ク」は、まさにフルトヴェングラ-と称賛され、実際に 旧フィルハ-モ-ニ-
ホ-ルで、この演奏を聴き打ちのめされた 大戦時在独の 故荒谷正雄先生は、その生々しかった感動の
体験談を 早速当協会に寄せられました。
このライブをオズヴアルト・カバスタ(1944年7月14日ミュンヘンフィル)の演奏とした米国
M&A社の表示は、演奏レベル及び内容からも誤りです。
余白の「モルダウ」は、博士やクナッパ-ツブッシュと共に 大戦前後の約30時間以上もVPOと
BPOを指揮した3大マエストロの一人・クレメンス・クラウスの「売られた花嫁」序曲(WFJ-
71)と対を成す スメタナの管弦楽曲の名演であり、クラウスのディスコグラフィ-に未登場の世界
初CDです。
この今回資料は来る3月29日(火)発送予定の今回資料(#21040)に同封の会報第91号にて
申込みを募集し、4月28日(木)で締め切ります。
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